乱調ダルビッシュにマドン監督困惑「球は良かったのにストライクが入らない」
8回裏に1点差を返され逆転負け「全体にタフな夜だった」
■レンジャーズ 8-6 カブス(日本時間31日・アーリントン)
カブスのダルビッシュ有投手は30日(日本時間31日)、敵地レンジャーズ戦で今季初先発したが、2回2/3を2安打4奪三振7四球3失点(自責3)と不本意な内容に終わった。1点リードの場面で降板も、チームは8回に逆転されて黒星。オープン戦では絶好調だった右腕の乱調に、ジョー・マドン監督は「球そのものは良かったのに……」と困惑気味だった。
立ち上がりは2者連続三振と上々だったが、そこから3者連続四球。2回にも3つ四球を与えると、3回には自己最多1試合7四球を記録した。速球がストライクゾーンをわずかに外れると、スライダーも見切られるようになり、2回2/3を投げ終えるまで75球と多くの球数を要した。
この日は最速94マイル(約151キロ)を計測。スライダーで空振りを奪う場面もあったが、わずかにストライクゾーンからずれていた印象だ。思いがけない乱調に、マドン監督は試合後、「球そのものは良かったのに。球速もあったし、変化球もよかった。全て良かったが、ただ安定してストライクが入らなかった」と首をひねった。
ダルビッシュと同じく、オープン戦で順調な結果を残していたエドワーズJr.が、1点リードの8回にヒットと四球で無死一、二塁とした直後、ギャロに逆転3ランを許した。マドン監督は、ダルビッシュとエドワーズJr.への信頼を強調した上で「2人と話をするつもりだ。彼らに寄り添わなければならないし、彼らが同じ気持ちであることを確認したい」とサポートを約束。「今日は全体にタフな夜だった」と逆転負けを振り返った。
(Full-Count編集部)