ダルビッシュ、7四球“大荒れ”復帰戦にMLB公式が警告 「すでに非常警報ゾーン」
31日の今季初登板で自己ワーストの7四球を与えたダルビッシュ
■レンジャーズ 8-6 カブス(日本時間31日・アーリントン)
カブスのダルビッシュ有投手は3月30日(日本時間31日)、敵地・レンジャーズ戦で今季初登板を果たし2回2/3、2安打4奪三振、7四球3失点と大荒れの今季デビュー戦となった。昨年5月20日以来、314日ぶりのメジャー登板をMLB公式サイトは「すでに非常警報ゾーン」と伝えている。
立ち上がりは2者連続三振と上々のスタートを切ったかに見えたが、その後は制球を乱し3者連続四球。2回に3四球を与えると、3回には自己ワーストとなる1試合7四球を記録したダルビッシュ。大乱調の復帰戦をマドン監督も「球速もあったし、変化球もよかった。全て良かったが、ただ安定してストライクが入らなかった」と首をかしげるほどだった。
MLB公式サイトは「2019年シーズン1週目の第一印象」と見出しを付け、各球団のスタートを紹介。記事では「4日間で何かを判断するには早すぎる。しかし、第一印象としては早過ぎない。第一印象を語るには完璧な時である」と伝えた。
カブスではダルビッシュの復帰戦が取り上げられ「ユウ・ダルビッシュはすでに非常警報ゾーンである。昨年の失敗により、すでに厳しい状況にあった」とレポート。3回途中で7四球を与えたことを言及し「カブスは彼に今後も先発登板させるだろうが、それは選択肢がないからである。しかし、この状況は誰もが想像していたよりも早く表面化するかもしれない」と警告している。
ダルビッシュは試合後に「そこまで悲観するようなことではなかった。基本的にはまた同じことになるとは思わないから、大丈夫だと思う」と語っており、次回登板での奮起に期待がかかる。
(Full-Count編集部)