「野球の女王」打球が飛んできても微動だにしないおばあちゃんが米で話題
30日のタイガース戦で話題になると、1日のオリオールズ戦でも再び現れる
ブルージェイズの本拠地ロジャーズ・センター。そのバックネット裏で観戦するブルージェイズファンの女性が、にわかに話題になっている。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「ファールボールに微動だにしないブルージェイズファンが戻ってきた。彼女は相変わらず挑戦的だ」とのタイトルで特集を掲載。MLB公式ツイッターは、その女性ファンの姿を動画で紹介している。
最初に、このファンが話題になったのは30日(日本時間31日)のタイガース戦だ。ブランドン・ドルーリー内野手のファウルの打球が、バックネット裏正面、最前列に座った女性の顔面目掛けて飛んだが、彼女は微動だにしなかった。隣に座る子供たちはとっさに身を隠しており、記事では「反射的に隠れることもしないその姿は、本当に荘厳だった」としている。
さらに、この女性ファンは1日(同2日)のオリオールズ戦でも同じ座席に姿を見せる。クリス・デービス内野手がファウルとした打球がバックネット方向へと飛んだが、彼女は打球を確実に目で追っているものの、またしても微動だにせず。隣に座る女性におどけた表情まで見せた。
動画にはその堂々とした姿に驚愕するファンのコメントが相次いだ。
「誰もが認める野球の女王」
「カナダ史上最も象徴的な1人」
「誰も彼女みたいにあそこに座っていられないよ。」
「マーリンズマン(マーリンズのオレンジ色のユニフォームを着てバックネット裏の席に現れる有名な男性)よりすごい」
「スマートフォンを使っているやつらよ、恥を知れ」
「微動だにしなかったなんて信じられない」
「私のヒーローだ!!!」
「彼女はブルージェイズの(偉大なる)おばあちゃんだ」
「マダム・ブルージェイズ」
数人のファンのコメントによると「彼女は数年間シーズンチケットホルダーだ」だという。2年連続地区4位と低迷しているブルージェイズだが、今季はバックネット裏の“野球の女王”を喜ばせることができるだろうか。