早稲田実業が17安打13得点で初戦突破 清宮弟は今大会登録せず

3安打4打点と活躍した早稲田実業・梅村大和【写真:編集部】
3安打4打点と活躍した早稲田実業・梅村大和【写真:編集部】

9番梅村が打線を牽引 3安打4打点の活躍 18人でシード獲得目指す

 春季高校野球東京大会が4日、神宮第二球場などで行われ、名門・早稲田実が佼成学園を13-2、8回コールドで下し、初戦を突破した。夏のシード獲得へ向け、一歩を踏み出した。

 1点を追う早稲田実は5回、9番・梅村大和(2年)のタイムリーなどで3点を返し逆転すると、6回にはまたも梅村が右翼へ貴重な3ランを放ち、突き放した。8回には一挙、7得点を奪い、試合を決めた。梅村は3安打4打点の活躍だった。最初に硬さがあったチームは次第に力を見せ始め、17安打13得点と大勝した。

 9番とは思えぬ活躍に早稲田実の和泉実監督は「本来きちんと打てる子ではあるけど、もろさもある選手。打順を変えた時にどうなっていくか、次もいろいろ(守備位置やオーダーを)考えたい」と春の大会は試しながらチーム力を上げていく。この試合も本来は外野手である茅野真太郎(3年)を公式戦初めて、捕手に据えた。登録18選手中、14選手を起用するなど、あらゆる可能性を試しながらの勝利となった。

 また、今春入学する日本ハム・清宮幸太郎選手の弟である福太郎のメンバー入りの可能性があったが、この日締め切りの登録メンバーの追加は行わなかった。入学式後の大会デビューは見送られることになった。和泉監督は「これから入ってくる1年は横一線でスタートします。(登録は20人だが)今の18人で戦えると思っています」と戦力をしっかりと見極めてから、起用方針を考えていく。

(Full-Count編集部)

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