ロッテ、連敗5でストップ 打線奮起、16安打7得点に井口監督「気持ちが入っていた」

ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】
ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】

千賀に10安打を浴びせて3点を奪い、延長に持ち込む

■ロッテ 7-3 ソフトバンク(5日・ヤフオクドーム)

 ロッテが敵地で連敗を止めた。5日、ヤフオクドームで行われたソフトバンク戦。一時は2点のビハインドを背負いながらも追いつくと、延長10回に角中が勝ち越し3ランを放ち激戦に終止符を打った。続いていた連敗を5で止め、井口資仁監督は「みんなの気持ちが打席で入っていた気がする」と16安打で7点を奪った打線を称えた。

 初回に中村奨が千賀の158キロを捉え、右翼ホームランテラス席への先制ソロ。直後に同点とされると、2回、3回にも1点ずつ奪われてリードを許した。だが、4回に中村奨が2打席連発となる4号ソロを放って1点差。5回には加藤が右中間を破る適時三塁打を放って同点に追いついた。

 リリーフ陣が踏ん張り、同点のまま延長に持ち込むと、延長10回についに勝ち越し。2番手の奥村から加藤が四球を選んで出塁し、中村奨が左前安打。無死一、二塁とすると、角中が右翼スタンドへの3ランを放ちリードを奪い、さらにもう1点を加えた。最後は西野がリードを守り切った。

 ソフトバンク先発の千賀に10安打を浴びせ、何とか同点に持ち込んだ。延長10回には6安打を集中。4時間14分に及ぶ激闘を制した井口監督は「何とか千賀から3点取れた。みんなの気持ちが打席で入っていた気がする。真っ直ぐを打ち返してやろうというか、明らかに打席への入りが違った」と振り返った。

 開幕投手の石川が腰痛を訴えて、前日に登録を抹消に。代わって先発マウンドに上がった岩下は3回3失点、2番手の種市は3回無失点。試合を作った若い2投手を指揮官は「岩下と種市が力強いピッチングしてくれて、ゲームを作ってくれた」と褒めていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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