“370億円男”ハーパー、捕手の頭上へ驚異的ジャンプも…「あっさりとアウト」

ツインズ戦に出場したフィリーズのブライス・ハーパー【写真:Getty Images】
ツインズ戦に出場したフィリーズのブライス・ハーパー【写真:Getty Images】

開幕から好調のハーパーが走塁で見せ場、敵軍ツイッターは動画も公開

■ツインズ 6-2 フィリーズ(日本時間7日・フィラデルフィア)

 フィリーズに13年総額3億3000万ドル(約369億円)の超大型契約で加入したブライス・ハーパー外野手は、開幕から7試合出場で打率.417、3本塁打、5打点、OPS(出塁率+長打率)1.479と期待に応えている。チームも好スタートを切ったが、6日(日本時間7日)のツインズ戦は2-6で敗れて5勝2敗に。ハーパーも本塁突入の際に捕手を飛び越えようとしながら、あえなくアウトに。ツインズ公式ツイッターでは、このプレーの動画も公開している。

 3点を先制されたフィリーズは、2本のソロ本塁打で1点差に迫りながら、9回に3点を追加されて逆転負け。ハーパーは4打数2安打をマークしたが、本塁に戻ってくることはできなかった。

 2点を追う6回には、無死一塁でハーパーが二塁打を放ち、続くホスキンスは四球で満塁に。ヘレーラの犠飛で1点差に迫った。さらに、1死一、三塁でヘルナンデスが中飛。三塁走者のハーパーがスタートを切った。

 センターの名手ブロクストンが本塁へ返球。ワンバウンドでの送球は三塁側に逸れたが、ちょうどハーパーが走ってきたタイミングと重なった。すると、ハーパーは捕手のアストゥディロを飛び越そうと大ジャンプ。しかし、アストゥディロは巧みにキャッチして、あえなくアウトとなった。

 MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「ブライス・ハーパーがウィリアンズ・アストゥディロを飛び越えたが、それでも本塁でタッチアウトになった」とのタイトルでこのプレーを特集。冒頭で「野球において、本塁で見られるプレー以上にエキサイティングな瞬間はないかもしれない。捕手がボールを持っていたら、走者は得点するために巧みなスライディングでかいくぐるしかない。控えめに言っても難しいタスクだが、時として素晴らしい方法でやってのける選手がいる」と言及した。

 確かに、捕手のタッチを巧みにかわしての本塁生還は最も盛り上がるプレーの1つ。現役を引退したイチロー外野手の“忍者走塁”は、メジャーを驚かせた。また、近年は捕手の頭上を飛び越えての生還も度々見られる。ただ、ハーパーの“チャレンジ”は失敗に終わった。

ツインズファンは捕手の“好守“に大喜び「間違いなく素晴らしいプレー」

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