U18日本代表候補らが受けた刺激の数々 再会を誓い、夏に向け動き出す
最終日となった7日のみ参加した有明の浅田投手
有明の浅田将汰投手は5日に春季熊本大会の準決勝、6日に決勝を終えて、そのまま合宿入り。本来なら日程的に参加するのは厳しいが、7日の昼までの練習合宿だけでも参加したいという本人の強い希望で、最終日のみ参加となった。
熱戦の疲れも見せずシート打撃に一番手で登板した。浅田投手は熊本大会の3回戦の熊本北戦で1安打19奪三振、完封の快投を見せるなど、県内屈指の本格派右腕として注目を集めてきた。全国クラスの投手陣を目の当たりにし「色々学ぶことが多かったです。夏の甲子園に行って、ここにいるメンバーと再会出来たらいいですね」と、確かな目標を掲げていた。
佐々木朗希投手(大船渡)の163キロの剛速球が注目を集めたが、練習参加した31名の全選手が新たな野望を抱き帰郷した。ほとんどの地区はこれから春季大会が本格化。夏の甲子園に出るために鍛錬を重ね、その先で日の丸を背負うことを夢見る選手がほとんどだが、このメンバーに惜しくも入らなかった有望選手も多い。ここから4か月後、どんな表情で選手たちがどこで再会できるのか。センバツが終わり、いよいよ夏モード、そして侍モードの空気が漂ってきた。
(沢井史 / Fumi Sawai)