ダルビッシュ、6回途中5失点で今季3戦目も初勝利ならず 無四球も一発に泣く

パイレーツ戦に先発したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
パイレーツ戦に先発したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

気温4度の“極寒“での登板、降板後に救援投手が打たれて5失点に

■カブス – パイレーツ(日本時間11日・シカゴ)

 カブスのダルビッシュ有投手が10日(日本時間11日)、パイレーツ戦で本拠地初先発。5回1/3を5安打5失点(自責4)で今季初勝利はならなかった。初回にソロ弾を浴びると、3回にも2ランを被弾。味方の援護もなく、開幕から3試合登板で白星なしとなっている。

 気温4.4度の極寒での一戦。半袖でマウンドに上がったダルビッシュは、初回2死からセルベリに94マイル(約151キロ)の直球を左中間に運ばれ、先制ソロを浴びた。2回は3者凡退。3回も先頭ゴンザレスはスライダーで空振り三振に仕留めたが、続くピッチャーのライルズに死球。フレイジャーは空振り三振に斬って取ったが、マルテには内角低めへの直球をレフトスタンドに運ばれた。

 3点ビハインドとなったカブスはその裏、無死一、二塁のチャンスを作ると、ダルビッシュはバントの構えもバットに当てることができず。しかし、これがパスボールを誘い、無死ニ、三塁となった。だが、ダルビッシュ、デスカルソが連続三振。ブライアントも中飛に倒れ、点を取ることができない。

 ダルビッシュは4回、簡単に2死を奪った後、モランには右翼への大きな当たりを打たれるも右飛で3アウト。5回は1死からゴンザレスに二塁に内野安打を許したが、ピッチャーのライルズを三ゴロ併殺打に仕留めた。

 その裏、カブスはヘイワードのソロ弾で1点を返す。ダルビッシュは6回、1死からマルテに内野安打を浴び、二盗を許す。続くセルベリも止めたバットに当たった小フライが一塁手の頭上を越えて二塁内野安打となる不運で1死一、三塁に。ここでジョー・マドン監督がマウンドに向かい、ダルビッシュに言葉をかけて降板となった。続くライアンが適時打を浴びるなど失点を重ね、ダルビッシュの失点は「5」となった。

 ダルビッシュは今季3試合目の登板でも白星はならず。この日は77球を投げて53球、今季初の無四球と制球は安定していたがホームランに泣き、防御率は7.50となった。

(Full-Count編集部)

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