菊池雄星に続く試練 3戦連続でメジャー初勝利消滅 6回3失点も後続が失点

ロイヤルズ戦に先発したマリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】
ロイヤルズ戦に先発したマリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】

勝利投手の権利を持ち6回で降板も…7回にすぐに追いつかれる

■ロイヤルズ – マリナーズ(日本時間11日・カンザスシティ)

 マリナーズの菊池雄星投手が10日(日本時間11日)、敵地でのロイヤルズ戦に今季初の中4日で先発し、6回5安打3失点。5-3とリードを保ち、80球で降板したが、7回に2番手のフェスタが同点に追いつかれ、白星が消えた。

 序盤3回まで2本塁打を被弾するなど、毎回失点をしていたが、4回以降は落ち着きを取り戻した。3-3の4回、マリナーズのスミスが満塁から2点適時打で放ち、勝ち越すと、その裏、菊池はこの試合初めて3者凡退で仕留めると、5回、6回もテンポよく3人で斬ってとり、ゲームを作った。

 4連勝中のマリナーズはここから逃げ切りを計りたかったが、7回から登板したフェスタがピンチを招き、ロイヤルズのメリーフィールドのセーフティー内野安打などで同点とされた。菊池の今季4登板目でのメジャー初勝利は消滅。3試合続けて、降板後に白星が消滅する悲運に見舞われた。

 3月29日の本拠地&米国デビュー戦となったレッドソックス戦では、6回4安打3失点(自責2)5奪三振無四球の好投も、9回にクローザーのストリックランドが逆転3ランを被弾し、目前で消滅。4月5日のホワイトソックス戦では、5回を7安打4奪三振1四球6失点(自責は4)も、リードした状況で初勝利の権利を持って降板したが、救援陣が試合をひっくり返された。

 前回のホワイトソックス戦では味方の守備に足を引っ張られたが、この日の菊池の登板中の失策はなし。打線の援護も受けたが、またしてもメジャー初勝利がスルリ。継投策が決まらず、マリナーズ先発陣では菊池だけ勝利がまだない。左腕に試練の時が続く。

(Full-Count編集部)

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