元DeNAグリエル弟の鮮やか本盗、当事者たちの証言は…セールは“泣きっ面に蜂”
本盗を決められた不調のセール「人生でこんな登板をしたかわからない」
一方で、グリエルJr.に本盗を許したセールは開幕から苦しい投球が続いている。MLB公式サイトは「クリス・セールの苦心はホーム開幕戦でも続く、『これまで人生でこんな投球をしたかわからない』」との見出しで伝えている。
記事では、クリス・セールの球速はキャリア最低の89.3マイル(約143.7キロ)だった前回登板からは改善されたが、全体的な結果はさらに悪くなったと言及。セールは「どうにかしようと思っている。取り組み続けている。それは今まで通り」とし、「みんな見ている。だがら歯がゆい。これまで人生でこんな登板をしたかわからない。タフな状況にいるが、戦い続ける」と試行錯誤しているようだ。
ブルージェイズのモントーヨ監督は「彼はいつもいい投球をする。今、彼は95マイル(約152.9キロ)を投げない。彼は投げて90-91(約144.8-146.5キロ)マイル。だから95マイル(約152.9キロ)の時より少しだけ打ちやすいはずだ」とメジャー屈指の左腕を攻略できた理由を語っている。
2020年から5年総額1億4500万ドル(約161億円)でレッドソックスと契約延長したばかりのセール。不調の中、グリエルJr.に本盗まで決められるという散々な内容で3連敗に。“泣きっ面に蜂”で、悪い意味で注目を集める結果となってしまった。
(Full-Count編集部)