「松坂世代」の元西武右腕が独立Lで得たもの アカデミーで新たな挑戦へ
西武、DeNAで中継ぎとして活躍した長田秀一郎さん
プロ野球が開幕し、元プロ野球選手がコーチを務めるライオンズアカデミーも新年度がスタートした。西武で中継ぎとして活躍した長田秀一郎さんは、今年からアカデミーコーチに就任。新たな挑戦を始めた。
神奈川・鎌倉学園高では甲子園出場はなかったが、プロから注目を集める存在だった。同じ神奈川の同級生には横浜高・松坂大輔投手(現中日)がいたが、大学進学を希望していたため特に意識をすることはなかったという。
「ドラフトで指名はなかったですが、指名があっても、両親が六大学で野球をやってほしいという希望を持っていたので、大学に進学すると学校には伝えていました。3年の夏は自己推薦書を書きながら『横浜勝ち進んでるな』と思っていましたけど、テレビで見るだけでした」
慶応大から2002年ドラフト自由枠で西武に入団。松坂とチームメートになったが、この時も特に意識をすることはなかった。
「松坂を気にするよりも、周りについていくのに必死でした。プロの世界が厳しすぎて2、3年でクビになるかなと思っていました。高校から大学に進学したとき、レベルが5倍違うと思いましたが、大学からプロに入った時も5倍違いました」