3戦未勝利のダルビッシュ 米コラムニストは辛辣な提言「期待リセットすべき」
今季ここまで3試合に先発し0勝2敗、防御率7.50のダルビッシュ
右肘の手術からの復活を目指すカブスのダルビッシュ有投手。ここまで今季は3試合に先発しているが、白星はなく0勝2敗、防御率7.50という成績になっている。今季初先発となったレンジャーズ戦で7四球を与えるなど制球に苦しみ、その後は徐々に投球内容は改善の兆しは見せているものの、まだ白星は手にできていない。
カブスも開幕から波に乗れず、14試合を終えて5勝9敗と、4つの負けが先行している。首位のブルワーズとは4ゲーム差、レッズとともにナ・リーグ中地区の最下位に沈んでいる。開幕から苦戦が続くダルビッシュとカブスについて、地元紙「シカゴ・サンタイムズ」のコラムニストであるリック・モリセイ氏は、ダルビッシュに対しての期待値を「リセットするべき」と提言している。
3月30日(日本時間31日)のレンジャーズ戦では2安打7四球で3点を失い、3回途中で降板となったダルビッシュ。続く4月4日(同5日)のブレーブス戦は5安打4四球で3失点して5回途中で降板し、10日(同11日)のパイレーツ戦では5安打0四球5失点で6回途中降板した。
モリセイ氏は「シカゴ・サンタイムズ」で「ユウ・ダルビッシュの先発とカブスのシーズンに関してこれまでの背景をいくつか説明をする時だ」とするコラムを執筆。その中で「ユウ・ダルビッシュの直近の先発に対する世の反応――『どうでもいいわ』から『セオ・エプスタインの肖像を持ってこい、火を持っていくから』まで様々な反応――から判断するに、このカブス投手への期待をリセットする時がきたのかもしれない」と指摘している。