3戦未勝利のダルビッシュ 米コラムニストは辛辣な提言「期待リセットすべき」
ダルビッシュは16日のマーリンズ戦で先発予定
同氏は「もはや判断基準は彼の1億2600万ドル(約140億円)の契約ではない。不振の投手がそれほどの金を得る図々しさには反応しやすいかもしれないが、それは誰にとっても何も生まない。カブスにとっても、ファンにとっても。判断基準を下げれば、不安や怒りや狭心症から解放され、より平和な生活を送ることができる」とし、判断基準や期待値を下げることで「ダルビッシュは改善を示している」ことが見えてくるとしている。
6回途中5失点で降板したパイレーツ戦について、モリセイ氏は「称賛するつもりはない。ただ、それを楽観主義の余地がある場所に置いただけだ」とする。そして「これこそがリセットの行方であり、引き下げた判断基準が適切な高さを見つける場所だ。これは君たちが大きな契約を忘れて小さな進歩に集中する場所だ。もしそれができれば、信じて、君たちは幸せになれるだろう」と記している。
ダルビッシュは、15日(同16日)の敵地マーリンズ戦で、今季4度目の先発マウンドに上がる。モリセイ氏も「前進するさらなるチャンスと考えてみよう。もしかしたら彼はここまで3試合の平均である74球ではなく、85球をマーリンズに投げるかもしれない。もしかしたら今シーズン初めて7回まで投げるかもしれない。もしかしたら彼は初めて自責点が3より少ないかもしれない」と、これまで以上の好投に期待する。
「ダルビッシュとエプスタイン(彼とサインしたカブス幹部)を許すことは君たちの一部にとっては不可能だ。痛みがありすぎる。傷跡が残りすぎる。それ以外の人たちは平穏を得たいだろう。もしダルビッシュが向上し続ければ、平和は感謝にすら道を譲るかもしれない。とりあえず、判断基準を低く下げ、称賛を忘れよう。そうすれば、誰も怪我しない」とするモリセイ氏。厳しい声を跳ね返すには結果しかない。批判的な声を一変させるほどの、ダルビッシュの好投に期待したいものだ。
(Full-Count編集部)