元DeNA久保康友、8回途中4失点の粘投も3勝目お預け 「もっと投げたかった」

開幕から3試合を投げ計21回、防御率3.43と安定した成績、奪三振22はリーグトップ

 だが、その後今季早くも3度目のイニングまたぎとなった元巨人のパナマ人守護神、マニー・アコスタがまさかの乱調で同点に。打線がその裏に3点を勝ち越し、逃げ切ったが、「もっと投げたかった」と話す久保の3勝目はならなかった。

 それでも、開幕から3試合を投げ、計21イニング、防御率3.43と成績は安定している。この日の7奪三振を加え、通算22奪三振で、投球回と奪三振数はリーグトップ。チームのエースとしての信頼度は日に日に高まっている。

 レオンは開幕からリリーフ陣が安定しておらず、早くも2投手が戦力外となり、同じオーナー会社が経営するスルタネス・デ・モンテレイから2投手がレオンに移籍したばかり。また用具係も遠征先からの帰りの空港で泥酔し、飛行機に乗り遅れて解雇されるなど、開幕直後から周囲が騒がしいが、その中でも冷静さは健在だった。

 次回は23日に敵地メリダで行われるレオネス・デ・ユカタン戦での先発が濃厚。その後は中4日で28日のティグレス・デ・キンタナロー戦と高温多湿な環境での登板が続くが「湿気がある低地のほうがボールが扱いやすいので、しっかり投げたい」と、好投を誓った。

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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