大谷翔平「楽しみの方が大きい」近づく実戦復帰、術後初の打撃練習合流は柵越え9発
マリナーズ戦前の打撃練習に合流、来週には実戦形式の打撃練習を行う予定
エンゼルスの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、右肘トミー・ジョン手術後初めてチーム本隊の打撃練習に合流した。この日、本拠地マリナーズ戦の試合前練習でチームメートとフリー打撃を行い、33スイングで9本の柵越えを放ち、順調な回復ぶりを示した。
術後初めてチームメートと行ったフリー打撃。中堅から左翼方向を中心に鋭い打球を飛ばした大谷は「1人で打つよりも楽しかった」と笑顔でこの日の打撃練習を振り返った。意識的に左翼方向を中心に打球を飛ばし「あそこが1番自分の調子を測れるので、あそこにしっかり打ちたいなと思っています」と語った。
5月中の戦線復帰が見込まれている大谷。来週中にも実戦形式の打撃練習(ライブBP)へと移行するプランとなっている。「だいたいの日付は言われていますけど、早くなるかもしれないし、伸びる可能性もある」とした大谷。報道陣から「1週間後?」と問われた大谷は「じゃないですか、分からないですけど」と語り、26日(日本時間27日)にも実戦形式を行うことを匂わせた。
近づく実戦への復帰に、大谷の胸も躍っている様子で「楽しみの方がどちらかと言えば、大きいかなと思います。実戦もまじかなので、バットが振れなかった時期に比べると楽しみですね」という。「生きた球を見ていないので、どの程度投手の球に反応していけるか分からないですけど、現段階ではあまり不安なく来ている」。いよいよ近づいてきた大谷の復帰。待望の瞬間が、いよいよやってくる。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)