鷹、“初”ラッシュ! 周東&三森がプロ初安打初打点、美間に移籍後初本塁打
初ヒーローインタビューの三森は「忘れられない日になりました」
■ソフトバンク 16-5 西武(21日・メットライフ)
ソフトバンクは21日、敵地メットライフドームで行われた西武戦で今季最多の16得点を奪い、大圧勝を飾った。16安打16得点の猛攻で西武投手陣を攻略した鷹打線の中で、一際輝いたのが、プロ初スタメンとなった周東佑京内野手、三森大貴内野手の2人だった。
「2番・左翼」で出場した育成出身、2年目の周東は5点リードの4回1死三塁でスクイズを決めて初打点。5回2死一、三塁では右翼スタンドへプロ初安打初本塁打となる3ラン。2軍公式戦でも1本も本塁打を打っていなかった男の一発に、ベンチのチームメートも、工藤公康監督も驚きを隠せなかった。
3年目の三森は「9番・二塁」で初スタメン。3回無死での第1打席でプロ初安打となる右前安打を放つと、すかさず走ってプロ初盗塁もマーク。4回1死二、三塁では適時内野安打でプロ初適時打とプロ初打点をあげ、プロ初得点のホームも踏んだ。9回の第5打席では右翼線への二塁打を放ち、プロ初の猛打賞を記録した。
試合後、初のヒーローインタビューに臨んだ三森は「すごく嬉しいです。(スタメンは)昨日の方が緊張したので、思い切ってやるだけだと思っていました。忘れられない日になりました」と喜びを語った。埼玉・越谷市出身。この日は両親も応援に駆けつけており「ここまで苦労をかけたので、恩返しできるように頑張ります」と感謝の思いを語った。
この他にも試合途中から代走で出場していた美間は9回の打席で、松田宣に続く2者連発のソロ本塁打。昨季途中に広島からトレードで加入した美間にとってはプロ初本塁打となる一発となった。怪我人続出の中で新戦力が立て続けに結果を残す、ソフトバンクにとっては大きな1勝となった。
(Full-Count編集部)