元DeNAモスコーソ、久保康友と再び同僚に メキシコには「荒波もいるし…」
メキシカンリーグのレオンに復帰「今年はDeNAでプレーしていた選手が多いね」
2014年から16年までDeNAでプレーしたベネズエラ出身のギジェルモ・モスコーソ投手が、メキシカンリーグのディアブロス・ロホス・デル・メヒコからブラボス・デ・レオンに移籍することになり、23日(日本時間24日)、メリダに滞在中のチームに合流した。35歳のベテランは一昨年、昨年途中からもレオンでプレーしており、三度、古巣に復帰した形。ディアブロスでは今季ここまで登板機会がなかった。レオンには元DeNAの久保康友投手も所属しており、3年ぶりの再会を果たした。
レオンはここまで15試合を終え、7勝8敗で南地区4位。開幕投手を務めたエースの久保は3試合2勝と結果を残しているが、ほかの残りの先発には、2人のメジャー経験者もいるものの、4人でわずか1勝と役割を果たせておらず、チームは代役を探していた。モスコーソはメキシコ1年目の17年に16試合7勝3敗、防御率3.89、昨年もドジャース傘下3Aから7月に復帰後、11試合2勝2敗、防御率3.15と安定した成績を残している。
モスコーソは「レオンの街が好きだから戻ってきた。クボみたいに俺もたくさんイニングを投げられるように頑張るよ」と張り切っており、早速、午前中に行われた野手練習で打撃投手を務めた。
今季、メキシカンリーグでは昨年までDeNAに所属していた荒波翔外野手もスルタネス・デ・モンテレイでプレーしており、モスコーソは「アラナミもいるし、今年はDeNAでプレーしていた選手が多いね」と、かつてのチームメートと今度はメキシコの舞台で戦えることを喜んでいる様子。移籍後、初登板は早ければ今週末となる見込みだ。
レオンは今季ここまでチーム防御率が南北両地区合わせ、16球団中13位の7.98と苦戦しており、日本だけでなくメジャー歴もある経験豊富な助っ人右腕に期待がかかる。
(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)