5安打5打点のハム大田が「開花宣言」　栗山監督も笑顔「やっと泰示らしく」

19安打15得点で楽天から今季初勝利、栗山監督「今日1日はすごく良かった」

■日本ハム 15-5 楽天（24日・札幌ドーム）

　日本ハムは24日、本拠地で首位の楽天を15-5で下した。今季最多の19安打15得点と打線が大爆発。今季5戦目で楽天から初勝利を挙げ、勝率を5割に戻した。

　これまで12球団最少の62得点と得点力不足に苦しんでいた打線がついに目覚めた。先発のロドリゲス投手が初回にいきなり2点を失うが、すぐに反撃。先頭の西川遥輝外野手が四球を選ぶと、2番の大田泰示外野手が右中間を破る二塁打を放って1点を返す。さらに、中田翔内野手が左前へ同点適時打、渡辺諒内野手が左前へポトリと落ちる勝ち越しの2点適時二塁打を放ち、この回逆転に成功した。

　2回以降も攻撃の手を緩めずに小刻みに加点。8-5で迎えた8回には打者12人の猛攻で一挙7点を奪って決着をつけた。今季最多となる19安打、15得点で大勝した。

　自身初の5安打5打点でお立ち台に上がった大田は、爆発した打線について「開花宣言でいいんじゃないですか」と北海道を北上中の桜前線と重ね合わせて笑顔を見せた。

　栗山英樹監督は「泰示には開幕から『慌てるなよ』と言ってきたけれども、やっと泰示らしくなってきた」と打線をけん引した大田に目を細めた。「打線がつながって今日1日はすごく良かった。ただ、野球は明日になったらガラリと変わってしまうので。何度も言うように今日一日一生懸命やるだけ。明日もまた同じ」と指揮官は気を引き締めていた。