2敗目の日ハム上原が抱える悩み「ボール球を投げたいのに、ストライクに…」

日本ハム・上原健太【写真:石川加奈子】
日本ハム・上原健太【写真:石川加奈子】

3回途中3失点で2敗目「前はフォアボールばっかりだったのに。今は…」

■ソフトバンク 5-1 日本ハム(27日・札幌ドーム)

 日本ハムの上原健太投手が27日、本拠地ソフトバンク戦に先発して、3回途中7安打4失点で2敗目を喫した。

 初回2死からソフトバンク・松田に先制打、2回も2死から2本の滴時打を許した。3回にデスパイネに特大ソロを浴びて降板。「自分が表現したいことが相手にも味方にも伝わらず、ただ単に投げているだけになってしまった。その原因を探さないといけない」と猛省した。

 今季は4試合15回2/3を投げて、23安打17失点(自責14)で防御率8.04。4勝を挙げた昨季と比べても状態は良いと実感しているにも関わらず、結果が出ない。「組み立てが曖昧だったりして、いいはずのものが全て裏目に出ている。何が起きているのか。根本的に見直さないと」ともどかしい思いを吐露した。

 これまで制球面で課題を抱えてきたが、悩みの中身は変わった。「ボール球を投げたいのに、ストライクになってしまう。前はフォアボールばっかりだったのに。今は全部ストライク(ゾーン)に集まる」と上原は自嘲気味に笑った。無駄な四球を与えないという課題をクリアして直面した新たな課題。「バッターに恐怖心を与え、コントロールがいいと思われないようにしないといけない。ボール球を投げる制球力が大事」と苦い経験を糧に出直す。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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