年俸23億円“不良債権化”するヤ軍野手の現在地 指揮官「すぐには復帰しない」
左臀部の手術で昨季は1年間を棒に振り、現在は肩と腰回りの問題に苦しむ
左臀部の手術の影響で、開幕から故障者リスト(IL)入りし、いまだに復帰できていないヤンキースのジャコビー・エルズベリー外野手。年俸2114万ドル(約23億円)の大型契約を結んでいながら、昨季は故障の影響で1試合も出場できていない。アーロン・ブーン監督は27日(日本時間28日)の敵地ジャイアンツ戦前に、そんな不良債権化が進む外野手の近況を報告したという。地元紙「ニューヨーク・ポスト」が報じている。
同紙は「ヤンキースがエルズベリーの近況を報告する」とのタイトルで報じた。4月中旬に10日間のILから60日間のILへと移行された外野手は現在は肩と腰回りに問題を抱えているという。記事ではブーン監督が「彼は色々な問題を対処しているところ。多くの細かいことが起こり続けている」と説明したことを紹介している。
すでにチームはジャッジ、スタントンの両大砲、エースのセベリーノら故障者が続出。すでに13人がIL入りする危機的状況の中、今季年俸2114万ドル(約23億6500万円)の高給取りへの風当たりは強くなっている。ブーン監督は記事で「(復帰は)間違いなく、すぐには実現しない」と語った。
2013年オフにライバルのレッドソックスから7年総額1億5300万ドル(約170億円)でヤンキースに加入。移籍後は、2014年の打率.271、16本塁打が最高の成績で、目立った活躍は出来ていない。長期契約は来季まで期間が残されているが、今季も大きな期待をかけない方が良さそうだ。
(Full-Count編集部)