オリ吉田正、平成最後のV2ランも新時代へ 「令和一発目、それが打てるように」

8回に決勝2ランホームランを放ったオリックス・吉田正尚【画像:(C)PLM】
8回に決勝2ランホームランを放ったオリックス・吉田正尚【画像:(C)PLM】

同点の8回に右中間へ勝ち越しの6号2ランを放った吉田正

■オリックス 5-3 西武(29日・京セラドーム)

 オリックスの吉田正尚外野手が29日、本拠地での西武戦で勝ち越しとなる6号2ランを放った。チームでは平成最後の本塁打となったが「令和一発目の方がイメージ良いので、それが打てるように頑張ります」と、5月反抗に向け更なる活躍を誓った。チームは5-3で勝利し連敗を3で止めた。

 吉田正は打った瞬間に確信した。「しっかりとインローの球をバットの下に入って、いいスイングができました」。同点の8回2死三塁から西武・小川のスライダーを強振すると打球は右中間スタンドに弾む決勝の6号2ランとなった。

 この日は1996年にリーグ連覇、日本一に導いた故・仰木彬元監督の生誕日で「THE MAGIC AKIRA OHGI DAY」と題し全員が背番号「72」のブルーウェーブユニホームを着用。

 仰木監督の印象を問われると「サングラス? 強面なイメージ」と苦笑い。それでもコーチ陣などから当時の話を聞く機会もあり「豪快な方だが、選手をすごく見ていたと。プレーを見てもらいたかったですね」と感慨深げに口にした。

 吉田正の10試合ぶりの一発でチームは平成最後の試合を勝利で飾った。天国の仰木元監督にも向け白星を届け連敗は3でストップ。平成最後の一発に吉田正は「令和一発の方がイメージ良いので、それが打てるように頑張ります」と、新時代に向け更なる活躍を誓った。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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