【幕張の涼風~M☆Splash!!通信】笑顔が愛くるしい“新人”は習志野高バトン部OG

大先輩・福浦和也の2000本安打を目撃「あれはもう、忘れられないですね」

 大好きだったダンスアカデミーを高校受験のために卒業。目指した先は、ロッテファンにはおなじみ、そして今春センバツで準優勝を飾った「習志野高校」だった。“美爆音”で名高い吹奏楽部が好きだった母に連れられ、野球の応援に行った時、バトン部の存在に目を引かれた。努力の甲斐あって無事に合格。ここでもマリンスタジアムで踊るチャンスが巡ってきた。

「千葉県の高校野球は、勝ち進むとマリンスタジアムで試合ができるんです。おかげで3年間ずっとマリンスタジアムで野球の応援ができました。3年の時は部長を務めさせていただいたんですが、残念ながら甲子園には行けませんでした。でも、今年の春、私も甲子園まで応援に行ったんです。最初はやっぱり、甲子園で応援するバトン部の後輩がうらやましいって気持ちがあったんですけど、みんなの一生懸命な応援を見ていたら、自分も『M☆Splash!!』として頑張ろうっていう気持ちが強くなって、自分が応援されている気分でした」

 ロッテで習志野高校と言えば、大先輩・福浦和也内野手だ。地元が生んだヒーローは、昨年9月22日に史上52人目の2000本安打を達成。この快挙の瞬間を、“後輩”YUNAさんは逃さなかった。「明日打つかもしれない」と2戦連続で母と観戦。数え切れないほど訪れたマリンスタジアムで、初めて右翼外野席に座ったその日。2列目に陣取る母娘の目の前に、節目のヒットが飛んできた。「あれはもう、忘れられないですね」と話す口調も熱を帯びる。

 そこから半年以上が過ぎ、今ではファンと一緒にチームを盛り上げる立場になった。それでも変わらないのはマリーンズ、マリンスタジアム、そして地元・千葉への愛情だ。最後に、同じく地元愛に溢れるマリーンズファンにメッセージを寄せてくれた。

「みんなよりダンス経験の少ない私は『M☆Splash!!』で雑草みたいな存在ですが、習志野高校の校訓『雑草の如く逞しく』の気持ちで今シーズンをやっていければと思います。笑顔だけは誰にも負けない自信があるので表情に注目して下さい! 一瞬でも私たちのパフォーマンスを見てくれた方々に、勇気や夢を届けられるように頑張ります!」

【動画】笑顔が愛くるしいルーキーの「YUNA(ゆうな)」さんからのメッセージ

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