大谷翔平、最短5・5復帰なら…課題の左腕撃ち&バーランダーとの名勝負に
アストロズは5月5日に左腕・マイリー、6日にバーランダーが先発予定
右肘内側側副靭帯の再建術(トミー・ジョン手術)から復活を目指すエンゼルスの大谷翔平投手が最短で5月4日(日本時間5月5日)にメキシコ・モンテレイで行われるアストロズ戦でメジャー復帰する見通しとなった。ブラッド・オースマス監督が28日(同29日)の敵地ロイヤルズ戦前に同2日の本拠地ブルージェイズ戦3連戦に出場しない方針を示した。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」が伝えている。
大谷は24日から同僚投手を相手に実戦形式の打撃練習。メジャー復帰へ最終段階に入っているが、メキシコ復帰となれば、いきなりハードな戦いとなりそうだ。復帰戦の相手は地区2連覇中のアストロズ。先発ローテ通りに回れば、4日は72勝左腕ウェイド・マイリー、5日は通算208勝右腕、ジャスティン・バーランダーとの対戦となる。
注目はやはりバーランダーとの対決だろう。昨季最も多い14打席で対戦。5月16日の初対戦は4打数無安打3三振だったが、3度目の対戦となった8月25日には14号2ランを含む3打数2安打2打点と攻略した。昨季通算14打数3安打の打率.214、1本塁打、2打点で5三振。剛腕が貫禄を見せたが、初対決から外角高めへ160キロ近い剛速球、膝元をえぐるスライダー、タイミングを外すチェンジアップと全力投球だった。初対決の打者に対して剛速球のみで抑えにかかる右腕にとっては異例のこと。右腕は29日ツインズ戦で先発する予定で、中5日で5月5日(同6日)のエンゼルス戦に登板予定だ。いきなり名勝負となりそうだ。
昨季ブルワーズに所属したマイリーとは対戦はなかった。ダイヤモンドバックス時代の12年にオールスター戦に選出され、16勝(11敗)をマーク。フォーシームの球速こそ140キロ中盤だが、カットボール、チェンジアップ、カーブなど多彩な変化球を駆使する。昨季終盤に対応したものの、対右腕の打率.313(227打数71安打、20本塁打、48打点)に比べて対左腕の打率.222(99打数22安打、2本塁打、13打点)だった。4日にメジャー復帰となれば、今後のスタメン定着へ向けた絶好のチャンスとなりそうだ。
(Full-Count編集部)