「魔法使いヒックス」速球王の161キロシンカーが話題 「打つことは不可能だ」
右打者の外角から内角低めに変化した161キロのシンカー
■カージナルス 6-3 ナショナルズ(日本時間30日・ワシントン)
カージナルスの“新速球王”ジョーダン・ヒックス投手は29日(日本時間30日)、敵地ナショナルズ戦の9回に4番手として登板し1回無失点の好投で9セーブ目を挙げた。MLB公式インスタグラムはヒックスが投じた驚愕の1球に注目し動画を公開し話題となっている。
驚愕の1球が生まれたのは3点リードで迎えた9回、先頭の右打者ゴームズの初球だった。この回からマウンドに上がったヒックスは100マイル(約161キロ)のシンカーでストライクを奪った。外角ギリギリへ投じられたボールは急激に変化し内角低めに決まった。
MLB公式インスタグラムは「この妖術は何?!」とコメントを添え、ヒックスが投じた“魔球”動画を公開した。
「違法にすべき」
「その投球を打つことは不可能だ」
「ボールはそのスピードでそのような動きをすべきではない」
「この宇宙で誰もそれを打てない」
「それはモリ―ナのフレーミングによるものだ」
「今までで最も素晴らしい球だ」
「100マイルのシンカー」
「とてもえげつない」
「フェアじゃない」
「魔法使いヒックス」
メジャー2年目、22歳のヒックスはこれまで人類最速タイ105.1マイル(約169.1キロ)をマーク。剛速球を生かしたシンカー、スライダーでも注目を浴びている。異次元の変化を見せた161キロシンカーにファンも驚きの声を挙げていた。