痛烈ライナーをワンタッチで…投手が危機脱出に華麗な“足技”披露「世界クラス」
満塁のピンチでピッチャー返しに反応、MLB公式も動画公開で話題に
■カージナルス 3-2 ナショナルズ(日本時間1日・ワシントン)
カージナルスのアダム・ウェインライト投手が4月30日(日本時間1日)の敵地ナショナルズ戦で見事な“足技”を見せた。7回途中2失点の好投で今季3勝目(2敗)を挙げたが、2回のピンチではピッチャー返しを足で“処理”。見事なタッチで一塁へと正確に送り、アウトに仕留めた。MLB公式インスタグラムが動画を公開すると、ファンからは「ワールドクラスのスキル」と称賛の声が上がった。
両チーム無得点で迎えた2回、ウェインライトは2死ニ、三塁の場面でディフォを敬遠。打席にピッチャーのサンチェスを迎えた。確実に打ち取ってピンチ脱出といきたいところだったが……2ストライクから3球目のカーブを打ったサンチェスの打球は痛烈なピッチャー返しに。センターに抜ければ先制点を献上となっていたはずだが、ウェインライトはとっさに右足を出した。すると、ボールはウェインライトの“ワンタッチ”で一塁方向へ。一塁手のゴールドシュミットが拾い上げ、サンチェスはアウトとなった。
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「アダム・ウェインライトが足で意図的でない素晴らしいパスをし、ピンチを乗り切った」とレポート。「ウェインライトは火曜日の夜のナショナルズ戦、2回に2死満塁のピンチを迎えた。相手投手アニバル・サンチェスが打席に立ち、彼は0-2のカウントで良いコンタクトをした。打球はウェインライトの方に飛び……彼は反応した」。このように、咄嗟の反応を称えている。
また、MLB公式インスタグラムは「我々は皆さんがこれを楽しむと思う」とこの場面の動画を公開。すると、ファンからは「プレー・オブ・ザ・イヤー」「ワールドクラスのスキル」「素晴らしいファーストタッチ」「打者にとっては不運」「とても面白い」「これはアシストだ 笑」「ナイスパス」などとコメントがついた。
ピッチャーのタイムリーで先制点を奪われていれば、精神的なショックも大きかっただけに、3勝目を挙げたウェインライトにとってはビッグプレーとなった。