鷹、上林がスタメン外れる 右手甲打撲の影響、工藤監督明かす 内川もベンチスタート
上林に代わる外野には、この日緊急昇格したグラシアルが入る
■ソフトバンク – 楽天(3日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクの上林誠知外野手が、3日の楽天戦(ヤフオクD)でスタメンから外れることになった。この日の試合前練習で工藤公康監督が「今日は外します」と明言した。
17日のロッテ戦で右手甲に死球を受け、打撲を負った上林。その後も痛みをおして出場していたが、プレーを続けてきたことで再び症状が悪化したよう。指揮官は「選択と決断はちゃんとしなさい、そういうことをできるレギュラーになったのだから、という話をしました。選手は出たいもの。でもチームでやっている限りは、自分がダメだと分かっていて出るのは良くはないので」と語り、上林本人とも話をした上でオーダーから外すことを決めた。
代役の外野には、この日緊急昇格したグラシアルを起用する。「本人の中ではもうちょっとファームで調整してというのもあったかもしれないけど、そこはチーム事情ということで」と工藤監督。相次ぐ故障者によって、復帰を前倒しせざるを得なかった苦しいチーム事情を伺わせた。
また、左太もも裏の張りで2日の楽天戦でスタメンから外れた内川聖一内野手は、この日もベンチスタート。指揮官は「もう1日外します。だいぶ良くなっているという話は聞いているけど、良くなっている時が1番怖い。ここ1番の代打でいってもらいます。余裕はないですけど、これ以上怪我人を出してはいけないので」と語っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)