無敗のまま引退した選手は? 巨人高木は無傷の7連勝、鷹バンデンは14連勝も…

デビューからの連勝記録を持つソフトバンクのリック・バンデンハーク【写真:藤浦一都】
デビューからの連勝記録を持つソフトバンクのリック・バンデンハーク【写真:藤浦一都】

5月2日の中日戦で1037日ぶりの勝利を手にした高木

 巨人の高木京介は5月2日の中日戦で2番手として登板し、勝利投手となった。これは2015年10月3日DeNA戦以来、1307日ぶりの勝利、高木はデビューから7勝0敗。まだ黒星知らずだ。

 デビューからの連勝記録は、ソフトバンクのバンデンハークが2015年6月14日の交流戦、広島戦から2016年5月10日のロッテ戦まで記録した14連勝。それまでの記録は巨人の堀内恒夫が1966年4月14日の中日戦から7月27日の阪神戦まで記録した13連勝。7連勝以上は高木で11人目となる。

 ただ高木は8年がかりでの7連勝。これは2001年から2006年まで6年がかりで7連勝した愛敬尚史を上回るスロー記録。愛敬は近鉄でデビューした2001年に初白星を挙げ、キャリア最終年となった2006年に楽天で初黒星を喫した。

 高木の通算成績は147試合7勝0敗1セーブ21ホールド159回、防御率3.34。もし、高木が現時点でキャリアを終えれば、7勝0敗は無傷での最多勝記録となる。無敗のまま5勝以上を記録して引退した投手は過去4人だけ。

1レオ・カイリー 6勝0敗(1953年毎日) 6試合45.0回 防御率1.80
2山中雅博 5勝0敗(1954-1955年阪神) 31試合98.2回 防御率2.91
2香川正人 5勝0敗(1979年近鉄) 19試合42.1回 防御率4.68
2三東洋 5勝0敗(2003-2004年阪神) 27試合50.2回 防御率4.62

レオ・カイリーは休日だけ登板する“アルバイト選手”として活躍

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