鷹・高橋礼、8日楽天戦で先発復帰 「状態は良い」も工藤監督は無理はさせない方針
4月4戦4勝も、右肩の疲労で4月21日の西武戦後に登録を抹消されていた
■楽天 – ソフトバンク(8日・楽天生命パーク)
右肩の疲労で4月22日に登録を抹消されていたソフトバンクの高橋礼投手が8日の楽天戦(楽天生命パーク)で復帰する。4月に4戦4勝と最高のスタートを切ったが、右肩に疲労が貯まっているとして4月21日の西武戦後に登録抹消となった。当初は5月3日に復帰する予定だったが首脳陣が「まだ万全ではない」と判断され、登板は8日まで延期されていた。
7日にヤフオクドームで行われた先発投手練習に参加した高橋礼は「肩の状態はとても良いので、早くゲームで投げたいです」と、逸る気持ちを口にした。登録抹消については「1年間戦うには今のままでは厳しい」と自分でも納得済み。その上で「全身を使ったフォームにしている途中。下半身や体幹をしっかり使うことで肩への負担を減らしたい」と、投球フォームの修正に取り組んできた。
楽天戦は今季2度目。前回(4月14日)も仙台での対戦だった。「(楽天生命パークは)ちょっとマウンドがメットライフに似ていて傾斜が低いんですが、投げれば普通に投げれます。(楽天打線は)初球から打ってくるけど、それは初球で抑えられる可能性もあるということ」と高橋礼。「休み明けですし、チームも連勝中なので(9日先発予定の)大竹と同級生2人でしっかり投げてチームの勢いをもっとつけたいですね」と、同級生コンビで仙台2連戦をものにするつもりだ。
工藤公康監督は「球数かイニングを考えながらになります。そうできるようにバッターが打ってくれたら。バッターとの兼ね合いになりますが、考えて投げさせられたらと思います」と無理をさせないことを明言。今回の“休養”について「これからも、うまくいくところもいかないところも必ず来る。1個1個それを自分の引き出しにしてくれたら、大きく調子を落とすこともないし、故障も防げる。そのための大事な時間になったと思います」と語った。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)