大谷翔平、復帰3戦目で初安打の先制打&痛烈内野安打 223日ぶりマルチ!
初回は打球速度179キロの先制打、第2打席は163キロ打球でグラブ弾く痛烈内野安打
■タイガース – エンゼルス(日本時間10日・デトロイト)
エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地タイガース戦に「3番・DH」でスタメン出場し、第1打席で復帰初安打となる右前への先制打、第2打席には痛烈な内野安打を放ち、マルチ安打とした。メジャー復帰から3試合連続でスタメンに名を連ね、待望の快音を響かせている。
雨のため試合開始が遅れた一戦。大谷は初回、無死一、二塁の好機で1ストライクから左腕カーペンターのスライダーを打ち、鋭いライナーでライト前に運ぶタイムリー。フレッチャーが二塁から生還し、先制のホームを踏んだ。
MLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」によると、打球の初速111マイル(約178.7キロ)の大谷らしい痛烈な一打。大谷は復帰2試合9打席連続無安打でこの一戦を迎え、ヒットは昨季最終戦の9月30日(同10月1日)アスレチックス戦以来、221日ぶりとなった。一塁ベース上では笑顔が弾けた。エンゼルスはこの回、続くシモンズの併殺打の間に1点を追加。さらに、2回にはラステラの2ランなどで3点を加え、5点差とした。
そして、大谷は5-0の3回、先頭打者として2度目の打席へ。今度は101マイル(約163キロ)の痛烈な打球でシフトを敷いていた三塁手のグラブを弾く内野安打を放ち、2打席連続安打とした。マルチ安打は昨年9月28日(同29日)のアスレチックス戦以来、223日ぶり。その後、シモンズの三ゴロは併殺打になり、装具を右肘にはめた大谷は初めてスライディングを見せた。
大谷は昨季、打者として打率.285、61打点、10盗塁、22本塁打をマーク。投手としても4勝2敗、防御率3.31の成績を残し、ア・リーグ新人王に輝いた。シーズン終了後の昨年10月1日に右肘内側側副靭帯の再建術(トミー・ジョン手術)を受け、リハビリを重ねて7日(同8日)のタイガース戦で復帰していた。
(Full-Count編集部)