菊池雄星の“松ヤニ疑惑”、ヤ軍ナインは不問に「気にしてるのは他の人たち」
菊池は9日のヤンキース戦で8回途中2失点の好投で2勝目、米メディアは松ヤニ疑惑を指摘
■マリナーズ 10-1 ヤンキース(日本時間9日・ニューヨーク)
マリナーズの菊池雄星投手が8日(日本時間9日)、敵地でのヤンキース戦で7回2/3、3安打1失点と好投し、10-1勝利に貢献した。今季2勝目を挙げた日本人左腕だが、米メディアやSNSでは帽子のツバに松ヤニをつけていたという疑惑が浮上する中、米地元紙「ニューヨーク・デイリーニューズ」では「ヤンキースは打線がキクチを攻めあぐねたことを、松ヤニのせいにはしていない」と特集。選手たちは問題視していない事実を指摘している。
ほぼ完璧な投球でヤンキース打線をねじ込んだ菊池だが、ある“疑惑”の主人公となった。
中継局「YESネットワーク」の試合中のカメラでは菊池の帽子のツバに異物が目立って付着しているシーンを捉えていた。滑り止めとして“松ヤニ”を使用しているのではないか、というものだった。米メディア「The Score」や地元紙「ニューズデイ」も報じるなど、米国で大きな話題となっていた。
今回の特集では「ヤンキースの打線は水曜夜に大問題を抱えていたが、松ヤニは問題の1つなのか? マリナーズ左腕ユウセイ・キクチの帽子に黒い物質を映し出した映像に、ソーシャルメディア上では怒りが生まれた。だが、ヤンキースのクラブハウスでは、それ(激しい怒り)は共有されなかった」と報じている