大谷の復帰後初安打にエ軍OB大興奮「タイムリーだ、ショウヘイ・オオタニ!」
復帰3戦目でようやく初ヒット「打席で余裕がありました」
■エンゼルス 13-0 タイガース(日本時間10日・デトロイト)
エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地タイガース戦に「3番・DH」でスタメン出場。4打数2安打1打点1四球の活躍で13-0での勝利に大きく貢献した。第1打席で復帰後初安打となる先制打。メジャー通算132勝のエンゼルスOBは「初ヒットはいつになるのかと話していましたが、打席で余裕がありました。何の問題もありません」と興奮。2試合連続無安打でも風格を漂わせていた若きスターに脱帽している。
雨上がりのコメリカ・パークに待望の快音が鳴り響いた。初回無死一、二塁の好機。相手先発左腕カーペンターのカウント0-1からのスライダーにバットを振り抜くと、試合を中継していた地元TV局「FOXスポーツ・ウエスト」の実況は「エンゼルスがオオタニのおかげで1-0とリードです。今季初ヒットです!」と興奮気味に語った。
鋭いライナーは内野手3人が一、二塁間を固めていた“大谷シフト”を打ち砕く右前適時打。実に221日ぶりのヒットは、打球の初速111マイル(約178.7キロ)の痛烈な一打だった。そして、塁上で一塁コーチと笑顔でグータッチを披露した大谷以上に喜びを爆発させたのが、解説のエンゼルスOBマーク・グビザ氏だった。
「今日、私は多くの友人、そして、日本の報道陣と話していました。初ヒットはいつになるのか、と。しかし、打席で余裕がありました。何の問題もありません!」
ハイテンションでこうまくしたてた。前日まで2試合でヒット無し。遅れた開幕から沈黙を続けていた「ショータイム」の初安打を待ちわびていたグビザ氏は、大谷からただならぬ風格を感じ取っていた。
「ライナーで今季初ヒット、左腕相手にです。内角への変化球でしたが、ライトにライナーです。タイムリーヒットだ、ショウヘイ・オオタニ!」
上機嫌のグビザ氏は今季初安打を称賛。第2打席には相手のグラブを弾く痛烈な内野安打を放ち、223日ぶりのマルチ安打をマークした大谷の復活に、球団OBも喜びを爆発させていた。
(Full-Count編集部)