「ストライクを投げろ」ダルビッシュ再生案を米メディアが提案、オープナーも?

マーリンズ戦に先発したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
マーリンズ戦に先発したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

10日のマーリンズ戦で4回を投げて6つの四球を与えたダルビッシュ

■カブス 4-1 マーリンズ(日本時間10日・シカゴ)

 カブスのダルビッシュ有投手は9日(日本時間10日)、本拠地マーリンズ戦で4回1安打7奪三振6四球と制球難に苦しみ、3勝目はならなかった。わずか1安打1失点に抑えながらも、6個の四球を与え、4回までに97球と球数が増えて5回を投げきれなかった。

 地元ファンからもブーイングを浴びることとなった日本人右腕。ここまで苦しい投球が続いており、その改善策として地元紙「シカゴ・トリビューン」は、リリーフが先発マウンドに上がる「オープナー」の導入など3つのプランを提言している。

 「シカゴ・トリビューン」は「カブスはユウ・ダルビッシュを軌道修正するためにクリエイティブなことに挑戦すべきかもしれない」とする特集を掲載。記事では「これまでのところ、カブスはダルビッシュの貢献なしに、うまく戦っている。彼らは過去24試合で19勝し、週末、リグレーでのブルワーズとの対決に突入する。そして、ローテーションの他の投手は抑えている」と指摘した。

 カブスの先発陣はダルビッシュ以外は、順調なパフォーマンスを発揮。これに加えて、「もしも、このベテラン投手が自分のピッチングをするなら、彼らがどこまで素晴らしいことになるのか想像してほしい」とダルビッシュが復調するなら、カブスにとっては鬼に金棒となるという。

 特集では復活を待望しながらも、重大な問題を指摘している。防御率は5.40と改善を示しているが、今季36回2/3で33四球を出している事実に加え「これは9イニング当たり8.1四球で、メジャー先発最悪の数字」と制球難を指摘している。

3つの案を提示、ローテ落ち、1度先発を飛ばす、オープナー導入

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