首位決戦でCY賞左腕に投げ勝った田中将大に称賛やまず「彼は重圧を力に変える」

ポストシーズンでも無類の強さを発揮する田中「彼は常にビッグゲームで調子を上げる」

 そして、“宝刀”の切れ味が戻った田中はビッグゲームでまたしても真価を見せつけた。1.5ゲーム差で迎えた首位レイズとの一戦。しかも、相手先発はサイヤング賞左腕スネルという大一番。ポストシーズンで無類の強さを発揮するなど、舞台が大きくなればなるほど冴え渡る右腕は期待通りの投球を見せた。

「現時点で今季最も重要なシリーズだった。ア・リーグのサイ・ヤング賞投手が対戦相手だった。この試合の注目は投手の投げ合いであり、ビッグゲームにおいてチームで最も信頼できる先発投手が登板したヤンキースが勝利した。大変残念な結果となった昨年10月に、彼はヤンキースで唯一最高の投球をした投手だった」

 記事ではこう指摘。昨季のポストシーズンは地区シリーズで宿敵レッドソックスに敗れたヤンキースだが、田中は第2戦で5回3安打1失点と好投し、チームは6-2で勝利。これが、ヤンキースが同シリーズでレッドソックスから挙げた唯一の勝利だった。同紙は「タナカの好投は全く不思議なことではない。ポストシーズンの通算防御率が1.50の男である。彼はプレッシャーに押しつぶされず、エネルギーに変える」と指摘。さらに、ロマインの「彼は常にビッグゲームで調子を上げる」というコメントも紹介している。

 地元メディア、そして同僚から、大一番での投球に絶大な信頼を寄せられている田中。名門ヤンキースで貴重な役割を果たし続けている。

(Full-Count編集部)

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