大谷翔平、復帰1号も相手右腕に対するコメントに米注目 「どこまでも謙虚な姿勢」
復帰1号を放っても相手エースを称えた大谷「素晴らしいピッチャーということはわかっていた」
■エンゼルス 5-4 ツインズ(日本時間14日・ミネソタ)
エンゼルスの大谷翔平投手が13日(日本時間14日)、敵地ツインズ戦でメジャー復帰後初の本塁打を放った。右肘靭帯再建手術から復帰7試合目で放った待望の一撃は逆方向の左中間に突き刺さる特大弾となったが、地元メディアは相手エース右腕を讃える大谷の発言を紹介し、「どこまで謙虚」と称賛している。
敵地ターゲット・フィールドで大谷が魅せた。メジャーで2年連続で2桁勝利を挙げているエース右腕ベリオスの5球目の真ん中に入ったファストボールを完璧に捉えると、バックスクリーン左の二階席部分を直撃する圧巻の一撃で、スタンドを騒然とさせた。
2安打1本塁打2打点と本領を発揮した大谷だが、地元メディアは試合後の言葉に注目した。
テレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」の公式ツイッターでは大谷がベリオスに対する質問に応える様子を紹介した。
「調子自体は本人の感覚なのでわからないですけれど、試合前から素晴らしいピッチャーということはわかっていた。どのカウントからでもどの球種も投げられる。その球種も素晴らしいボールが多い。常に意識を持って打席に立つことが大事だと思っていた」
自らの功に胸を張るのではなく、今季すでに6勝を挙げている相手右腕の実力を称賛するという、いつもの謙虚さを示していたが、公式ではこのコメントを英語での要約を紹介するとともに、「特大の今季第1号を放ってもなお、オオタニは自身の復活について、どこまでも謙虚な姿勢を崩していない」と人間性を高く称賛している。
ルーキーイヤーの大活躍で二刀流センセーションを巻き起こした大谷。言動から謙虚さが滲む人間性の高さもアメリカでの人気を支えている大きな要因だろう。
(Full-Count編集部)