オリ榊原、凱旋登板で7回2失点の好投で2勝目! 「千葉県、最高!」「キターー!」

味方打線が8回に勝ち越し「必死に応援しました!」

「悔しかったですね」と振り返った榊原。しかし、高山コーチの「ここが成長を見せるところだぞ」という一言を受け、気合を再充電。続く江村を3球三振に打ち取り、ロッテの反撃を同点でとどめてマウンドを降りると、「必死に応援しました!」という8回に、先頭2番福田が二塁打で出塁。そこから味方打線がなんとかつなぎ、内野ゴロで勝ち越しに成功。榊原に再び勝利投手の権利が舞い込んだ。

 ヒーローインタビューでは「野手の皆さんが努力していることは知っていましたし、もう信じてました!『(勝ち越し点は)キターーーーッ!』って感じです」と、現2軍投手コーチを務める小松聖コーチのの雄叫びを思い起こさせる絶叫で、喜びを表現。そして「野手の皆さんに助けられたと思っています」と打線に感謝していた。

 西村監督も「援護して楽に投げさせてあげたかったですが、今日は彼に勝ちがついてよかった。いつも言っていますが若い投手ですから(勝利が)自信につながっていくと思っています」と称賛。この試合を含めここまで6試合でクオリティスタート(6回3失点以内)と抜群の安定感を見せているだけに「十分評価しないといけないですよね。若い投手がこうやって出てきてくれるということは、チームとしてすごく大きい。まだみんな若いですから、どんどん競争して勝ち星を積み上げてもらいたいですね」と、開幕投手と務めた山岡、リーグ2位の防御率を誇る山本とともに、切磋琢磨していくことを望んでいる。

「千葉県最高!」と、地元での勝利に嬉々とした表情を見せていた榊原。「勢いに乗っていける」と語った20歳右腕が、チーム内の好敵手とともにどこまで成長していけるのか。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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