究極の“プロ意識”!? ファウルをキャッチしながら自ら実況、前代未聞の美技に称賛の声
実況が飛んでくるファウルを素手でキャッチ「私による、なんというプレーでしょう!」
米独立リーグで前代未聞の“美技”が生まれた。魅せたのは、選手ではなく実況。なんと、飛んでくるファウルを素手でキャッチし、自ら実況するという“離れ業”を演じたのだ。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」はこのプレーを紹介し、このシーンの一部始終を収めた動画も公式ツイッターで公開。ファンからは「あり得ない」「すごい」などと驚きの声が上がっている。
まさかの“スーパーキャッチ”が飛び出したのは、独立リーグ「アトランティックリーグ」のハイポイント・ロッカーズ-サマセット・ペイトリオッツの一戦。7回2死走者なしの場面カルドゥッロが放った打球が後方の客席に向かった飛んだ。
その瞬間、実況のマーク・シュワルツ氏は「カルドゥッロがスイングして、ファウルを打ちました。実況ブースの方向です」と話し続けながら、このファウルボールをキャッチ。そして、全く途切れることなく「私がファウルボールをキャッチしました! とても誇りに思います。誰かが動画を撮影してくれていればいいのですが。私は飛んでくるボールをキャッチしました。私による、なんというプレーでしょう!」と続け、実況席から歓声に応えると、客席のファンにボールを手渡した。
「Cut4」は「実況が実況中にファウルボールを捕球し、興奮して『私による、なんというプレーでしょう!』と大声で言った」と特集。「アトランティックリーグのサマセット・ペイトリオッツの実況は、自画自賛するに値する」として、「ファウルボールが後ろに飛び、マーク・シュワルツは反応した。彼は飛んでくるボールを素手でキャッチしたが、実況に差支えはなかった。むしろ、彼はそれが試合中のプレーであるかのように実況した」と称えている。
さらに、「この実況は飛んでくるファウルボールをキャッチし、とても誇りに思っている」と、このプレーの一部始終を公開した「Cut4」の公式ツイッターには、ファンから称賛のコメントが続々とついた。
「彼にゴールドグラブ賞をあげて」
「なんてビーストだ」
「気に入った」
「彼と契約して!!」
「とても良いね」
「すごい」
「あり得ない!!」
「クールだ。今までに見たことがない」
「このプレーについて完璧な実況!」
やはり凄いのは、ボールをキャッチしながら、実況が途切れることが無かったという点か。その究極の“プロ意識”に野球ファンは脱帽している。