オリックス大城、ホークス今宮、中日高橋&京田…今季「大型化」した打者たち

オリックス・大城滉二【写真:荒川祐史】
オリックス・大城滉二【写真:荒川祐史】

RC27で数値が昨年より30%以上アップした選手は…

 一般的に投手と異なり、野手の成績はレギュラーになると数字的に安定するものだが、なかには突如「打撃開眼」したかのように打ちまくる選手もいる。今季はパ・リーグで「大型化」した選手が目立っている。

 RC27は、安打、長打、盗塁、四死球、犠打犠飛などを組み込んだ打撃の総合指標のRC(RunsCreated)に基づき、その打者が27アウトで平均何点取れるかを算出した数値だ。個々の打者の得点能力を表している。

 2018年に300打席以上、2019年は5月17日時点で100打席以上立った打者の中で、この数値が前年より30%以上アップした選手を見てみよう。

○パ・リーグ

大城滉二(オ) 130.6% 2.67→6.17
2019年(オ) 110打数35安3本12点6盗 率.318
2018年(オ) 377打数87安4本28点15盗 率.231

レアード(ロ) 105% 4.47→9.16
2019年(ロ) 144打数46安14本30点0盗 率.319
2018年(日) 450打数105安26本65点0盗 率.233

今宮健太(ソ) 69.1% 4.25→7.19
2019年(ソ) 163打数53安8本23点2盗 率.325
2018年(ソ) 354打数94安11本45点5盗 率.266

茂木栄五郎(楽) 56.8% 4.22→6.61
2019年(楽) 166打数49安4本15点3盗 率.295
2018年(楽) 361打数89安7本24点12盗 率.247

荻野貴司(ロ) 55.9% 4.49→7.00
2019年(ロ) 119打数38安1本10点9盗 率.319
2018年(ロ) 317打数91安2本25点20盗 率.287

甲斐拓也(ソ) 45.3% 2.71→3.93
2019年(ソ) 124打数29安4本16点3盗 率.234
2018年(ソ) 314打数67安7本37点2盗 率.213

大田泰示(日) 34.6% 5.40→7.27
2019年(日) 168打数53安8本30点3盗 率.315
2018年(日) 383打数105安14本59点3盗 率.274

デスパイネ(ソ)30.9% 5.30→6.94
2019年(ソ) 142打数37安10本23点0盗 率.261
2018年(ソ) 407打数97安29本74点0盗 率.238

 パ・リーグでは8人もの打者が「大型化」している。オリックスの大城は俊足の若手野手。今季は、打率も大幅アップ。昨年4本だった本塁打もすでに3本。昨年までは下位を打つことが多かったが、今季は3番に定着している。レアードは日本ハムの主軸打者として活躍してきたが、今季ロッテに移籍。成績が急上昇した。

セ・リーグで30%以上アップは3人

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