田中将大、179キロ打球が右足直撃でNY紙は心配「重大な懸念」「願うしかない」
「もしタナカがいかなる登板も回避することになれば、大打撃となる」
ニュージャージー州最大のニュースサイト「nj.com」は「ヤンキースのマサヒロ・タナカがレイズ戦で右すねに打撲を負い降板:ボンバーズ(ヤンキースの愛称)が11回に敗れる」とレポート。ヤンキースが延長戦の末に痛い敗戦を喫したことに言及しつつ「しかし、それよりも重大な懸念は、タナカに対するものだった」と心配を隠せない様子だ。
また、地元紙「デイリー・ニューズ」も「マサヒロ・タナカが6回無失点の投球をするも、怪我に見舞われる可能性と共に降板する」との見出しで報じ、エース右腕のセベリーノ、新加入のパクストンの2人を欠いている状況の中で「タナカがボルティモアでの次回登板予定日(木曜)もマウンドに上がってくれると、ヤンキースは願うしかない」としている。
この日、田中は6回88球を投げ、ストライクは60球。今季6度目のクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)を達成し、防御率3.09とした。同紙は、この投球を「見事だった」と絶賛。6回のピンチは田中に直撃した打球が一塁に跳ね返ったことで無失点で切り抜けたが、記事では「より重大なことは、タナカが(怪我で)降板したということだ」と指摘し、「もしタナカが(今後の)いかなる登板も回避することになれば、大打撃となる」としている。
2009年以来の世界一を目指すヤンキースで、代えのきかない存在となっている田中。軽症であることをニューヨークメディアも願っている。
(Full-Count編集部)