楽天、シーソーゲーム制し2位浮上 打線入れ替えの平石監督「柔軟にやっていきたい」
同点の7回に浅村、ウィーラーの2者連続ホームランで勝ち越しに成功
■楽天 10-5 ロッテ(19日・ZOZOマリン)
楽天は19日、ZOZOマリンスタジアムにて行われたロッテ戦を10-5に勝利しカード勝ち越しを決めた。同点の7回に浅村、ウィーラーの2試合連続本塁打が飛び出すなど、終盤に大量5点を挙げ試合を決めた。
シーソーゲームとなった展開も一発攻勢で楽天が勝利を手にした。同点の7回。ロッテ左腕・松永から浅村、ウィーラーの2試合連続本塁打で勝ち越しに成功すると、勢いに乗った打線は9回にも3点を挙げ、10得点を挙げで大勝した。
前日18日に活躍した藤田の抹消を受け平石監督は「序盤から仕掛けられる打順を」と、この日は打線を入れ替え挑んだ。「引っ張ることも、フォアボールを選ぶことも、もちろん打つこともできる」という島内を今季初の2番に起用すると4番には「良いところで打ってくれる」とウィーラーを置く新打線。実際には意図通りに事は運ばなかったものの、結果的には組み替えた打順が終盤に機能し、逆転勝利を呼び込んだ。
今後の打順については「あまり(選手を)バタバタさせたくはないですが、ケガ人の復帰や(個々の)状態もあると思うので、柔軟にやっていきたい」と、臨機応変に対応していく姿勢を見せた。
3カードぶりに勝ち越し、貯金1で2位に再浮上した楽天。21日からは札幌ドームに乗り込み0.5ゲーム差の3位、日本ハムと3連戦を戦う。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)