ロッテ“新勝利の方程式”に入る3年目右腕の決意 「CS、日本シリーズを経験したい」

3年目右腕の目指すところは「CS、日本シリーズを経験したい」

 そうした日々の積み重ねが、現在チーム最多となる20試合登板10ホールドという数字にも表れているが「『投げてなんぼ』と益田さんには言われていますし、10ホールドも新鮮な毎日を過ごさせてもらっている中、気付いたらその数字だったという感じです。日いつ投げるかわからない中で、どうやって抑えていけるかということを心がけてやっています」と、数字に特別な感情はない。

 吉井投手コーチの明確な投手起用により、ロッテブルペン陣は個々に役割がはっきりしているが「気持ちの入れ方とかもわかりやすく入れやすい。自分の考えで動くことは当たり前なんですが、それをよりわかりやすくしてくれているので、無駄はないんじゃないかと思っています」と、初めてのリリーフでのシーズンにもここまでは対応できているが、1シーズンという長い期間の中、この先は酒居のとって未経験のゾーンとなる。

 その点については「先輩方にどの時期からきつくなるとか聴きながら、まずは体力面で(準備を)怠らないように、自分でできること、当たり前のことは当たり前にして、とにかくコンディショニングの面で後手に回らないようにを、心がけていきたい」と、先を見据えている。

 ここまで20勝20敗1分で現在チームは3位につけている。まだまだ戦いが続いていくが「任されたところをしっかり抑えられるようにして、それが微力ながらチームの勝利につながって、経験したことがないCS、日本シリーズを経験したいので、そこを経験できるように抑えていきたい」と、3年目右腕は、諸先輩たちから学び、自らを向上させながら、実り多き10月を目指して日々自らの役割に邁進していく。

(Full-Count編集部)

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