広島、今季初の9連勝 大瀬良わずか91球で1失点完投、不在の緒方監督に勝利届ける
緒方監督の父・義雄さんが死去、高信二監督代行の元でも連勝継続
■広島 3-1 中日(22日・マツダスタジアム)
広島は22日、本拠地・中日戦に3-1で勝利し、今季初の9連勝を飾った。先発の大瀬良が6回1死までパーフェクトに抑えるなど、9回3安打1失点の快投で4勝目(2敗)。打線は相手失策で先制すると、女房役の會澤が5回に2ランを放ち、貴重な追加点をもたらした。
大瀬良は初回を3者凡退に抑えると、2~3回には6者連続空振り三振の圧巻投球。4、5回も3者凡退とパーフェクト投球を続けた。打線は2回に相手失策で1点を先制すると、5回には會澤の2ランで追加点を奪取。3-0とした。
大瀬良は6回も先頭・松井佑を三ゴロに仕留めたが、続く加藤には初ヒットとなる右前打を許し、パーフェクトは途切れる。それでも、友永は右飛、阿部は中飛と代打2人を打ち取り、この回も無失点。7回にはビシエド、高橋の連打で1点を失ったが、代打・京田を中飛に仕留めた。
8、9回も無失点に抑え、大瀬良はわずか91球で今季3度目の完投勝利。前日に今季2度目の8連勝で今季初の単独首位に浮上していた広島は、これで怒涛の9連勝。緒方監督の父・義雄さんが死去したため、この日は高信二ヘッドコーチが監督代行を務めたが、エースの快投で連勝を伸ばして貯金8とした。
中日はロメロが5回3失点(自責2)で3敗目(3勝)。打線が3安打1得点と大瀬良に抑え込まれ、連敗した。
(Full-Count編集部)