日ハム杉谷、今季初アーチ! 仲間から祝福のハイタッチを“拒否”される
フルカウントからの10球目、辛島の真っ直ぐを捉え左翼席へ
■日本ハム – 楽天(23日・札幌ドーム)
日本ハムの杉谷拳士内野手が、今季初本塁打を放った。23日、本拠地・札幌ドームで行われた楽天戦。この日「2番・中堅」でスタメン出場した杉谷は2点リードの5回に左翼スタンドへのソロ本塁打を放った。
初回、三塁打を放った渡邉諒を三塁に置き、先制の中犠飛を放った杉谷。待望の一発は5回の第3打席に待っていた。粘って迎えたフルカウントからの10球目。楽天先発の辛島が投じた真っ直ぐを捉えた打球は快音を響かせ、左翼スタンドへと飛び込んだ。今季1号となるソロ本塁打になった。
雄叫びをあげながらダイヤモンドを一周すると、歓喜のホームイン。チームメートたちとハイタッチを…と思いきや、ここで“杉谷らしい”オチが待っていた。ベンチの最前線に出てきたチームメートたちは杉谷とのハイタッチを“拒否”しスルーした。
1人で“エアハイタッチ”を繰り返す杉谷。その姿をチームメートたちは次々に見送り、中には“睨み”を効かせる選手も。球団を通じて「厳しいコースを必死にファウルでしのいでいけば、いつか甘い球が来ると思って粘りました。2打席目も感触は良かったですし、良い形で振りぬくことができたので、2打席目よりも飛ぶなという手応えはありました。今シーズン初ホームランを打てましたが、最後まで気を抜かず1打席1打席集中していきます」とコメントした杉谷。しっかりとオチのつく“らしい”今季初アーチとなった。