ホーム付近で大暴れ 退場処分のナショナルズ監督、怒り収まらず「助けを呼ぶべきだった」
メッツ戦の8回、ケンドリックの三振を巡り抗議し退場処分となったマルティネス監督
■メッツ 6-4 ナショナルズ(日本時間24日・ニューヨーク)
23日(日本時間24日)に行われた敵地メッツ戦で退場処分を食らったナショナルズのデーブ・マルティネス監督。スイング判定に怒りを爆発させて抗議する姿と、その指揮官に退場を宣告する球審の“アクション”が大きな話題に。ファンから「史上最高の退場」などと称された。
マルティネス監督の怒りが爆発したのは、8回だ。ナショナルズは先頭のケンドリックが空振り三振に倒れた。ハーフスイングとなったが、ブルース・ドレックマン球審はスイングと判定。ケンドリックはすぐに抗議し、一塁塁審への確認を求める仕草を見せたものの、ジャッジは変わらず。ダグアウトに戻る際に暴言を吐いたのか、退場処分を食らった。
この退場宣告に堪りかねたマルティネス監督が猛ダッシュでベンチから登場し、猛抗議。こちらも一塁塁審への確認を求めるような仕草を見せた。だが、ドレックマン球審はこの抗議には応じず、両手をポンと叩き、タメを作ると、勢いをつけるようにしてマルティネス監督にも退場を宣告した。マルティネス監督は怒りが収まらずにホームプレート付近で暴れまわり、その怒りは試合後になっても収まらなかった。
ナショナルズの地元TV局「MASNスポーツ」は、試合後のマルティネス監督のインタビューを公式ツイッターで公開。ケンドリックが三振に倒れた場面を振り返り「彼はスイングしていなかったと私は思っただけ。私はすべきことをしただけだ」とコメントした。
さらに、退場処分を食らった後に、もう1度、ハーフスイングの映像を確認したというマルティネス監督は「戻ってきて確認したけど、彼はスイングしていなかった。彼(主審)はただ(スイングしたかしていないかで)確認の為に助けを呼ぶべきだった。もし一塁塁審が『彼はスイングした』と言っていたら、それでこっちも納得するけど、あのようなコールをされたらね… 既に説明したけど、彼の方が角度的に主審よりも(スイングしたかしていないか)良く見えるだろう」と語り、判定だけでなく、判定に至るまでの過程に不満を漏らしていた。
(Full-Count編集部)