61回超でわずか8四球 2軍で好投するロッテ3年目左腕を変えた大隣コーチの一言

オフの取り組みの成果を実感「そんなに球威も落ちずに投げられます」

「アドバイスというか、上半身が突っ込んでしまうというところがあったので、もうちょっと下半身を意識して体重移動をしっかり、そこの時間を長く使えるようにしていけば、もっと今持っているボールの球質が生きてくるんじゃないか」。大隣コーチは、土肥にそんな話をしたという。

 そして、こうも続ける。「それ以外は特に何も言っていない。(土肥が)自分で感じながらやってきたことが今の結果につながっていると思う。このまま自分自身で考えながら、継続してやってくれればいい」と、新任コーチは若い左腕の成長に目を細めていた。

 コーチの助言をきっかけに、秋のキャンプからシーズンオフ、意識的に下半身のトレーニングを行い、いい状態でキャンプを過ごすことができたという土肥。その効果は自分でも実感している。

「全然違います。(去年までは)5回、6回なったら疲れが出てきて、球威とかも落ちて、腕も張ってきちゃっていました。今は張ってくる時もありますが、そんなに球威も落ちずに全然投げられますし、張らないときもあります。コントロールとかも自分の投げたいところに投げられてるなと感じています」

 自身の狙い通りにボールの強さも向上し、上半身への負担軽減。そして、その副産物として制球力、投球のスタミナも向上と、下半身がしっかりしたことで全てが好結果につながっている。

意識する同じ若手左腕の存在「負けたくないという気持ちはあります」

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