元Gマイコラス好投も…早くも昨季超える5敗目 監督は評価「素晴らしかった」
7回3失点も6回の2者連続被弾が響く「調子の浮き沈みはある」
■ブレーブス 5-2 カージナルス(日本時間25日・セントルイス)
2017年まで巨人でプレーしたカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が24日(日本時間25日)、本拠地ブレーブス戦で7回7安打3失点9奪三振無四球と好投。しかし、打線の援護がなく5敗目(4勝)を喫した。6回に2者連続のソロ本塁打を浴びたことが響いたが、マイク・シルト監督は米メディアに「彼は素晴らしかった」と語るなど、エースへの信頼は厚いままだ。
今季11試合目の登板となったマイコラス。1、2回は3者凡退も、3回は先頭から3連打で無死満塁とされ、アクーニャのニゴロ併殺打の間に先制点を奪われた。それでも、直後に味方打線が同点に追いつくと、4、5回はヒットで走者を出しながら無失点に抑えた。
しかし、同点のまま迎えた6回はスワンソン、フリーマンと先頭から痛恨の2者連続被弾。その後は6打者全員をアウトに仕留めて7回104球(ストライク69球)で降板した。カージナルスは8回にも救援陣が2点を失い、1-5で敗戦。マイコラスに黒星がついた。
試合後、試合を中継する地元テレビ局「FOXスポーツ・ミッドウエスト」は公式ツイッターでマイコラスが地元メディアの取材に応じる映像を公開。7回の2者連続被弾については「スライダーは失投だった。(フリーマンへの)直球は悪い球ではなかったが、彼は良い打者だからね」と振り返っている。
17日(同18日)の敵地レンジャーズ戦では、1回1/3を9安打7失点と大炎上していた。だが、気持ちを切り替えてマウンドに上がったという。
「正直、前回のことはなかったことにしようとした。それ以前には良い投球もしてきたし、1回の悪い登板で、今までしてきたことから外れたくはなかった」
前回登板からはしっかりと立て直したが、援護に恵まれずに黒星。昨季は18勝4敗だったため、すでに黒星の数は超えたことになる。ただ、本人は「それが野球だよ。昨季の序盤、僕が4、5失点し、9回に打線が逆転して勝った試合もあった。それが野球だよ。バランスはとれるものなんだ。だから、僕もチームメートたちもそれほど心配していないと思う。(チームの)調子の浮き沈みはあるよ」と気にしていない様子だ。
シルト監督の信頼も厚いまま。同じく「FOXスポーツ・ミッドウエスト」がツイッターで映像を公開した試合後の記者会見で、指揮官は「彼は素晴らしかった。全ての球種が良かった。直球の制球が良く、スライダーにキレがあった。良い投球だった。2者連続本塁打は残念だったが、良い投球をしていたから、安心して(被弾後の)7回も続投させた」と評価している。
防御率は4.76。ここから徐々に向上させていきたいところだ。
(Full-Count編集部)