56打者連続無安打達成の全米ドラ1右腕、今季のマイナー防御率は驚異の0.97に
8回無失点の快投で2Aでは4勝目、監督も絶賛「すべてをやってのける」
タイガース傘下2Aエリーに所属する昨年のドラフト全米1位右腕が、圧巻の投球を続けている。22歳のケーシー・マイズ投手は26日(日本時間27日)のオリオールズ傘下2Aボウイ戦で8回4安打無失点6奪三振2四球と快投。今季のマイナーリーグでの通算防御率は驚異の0.97となっている。
2018年のドラフト1巡目(全体1位)でタイガースから指名されたマイズは今年、4月29日(同30日)の2Aでの試合でノーヒットノーランを達成するなど、1Aと2Aの2クラスで3試合にまたがり、56打者連続無安打という“偉業”を達成。その後も好投を続けており、2Aでは6試合登板で4勝0敗、防御率1.40、その前の1A+を合わせると10試合登板で6勝0敗、防御率0.97という圧巻の成績だ。
マイナーリーグ公式サイトは、26日の登板を受けて「マイズが8回無失点の投球」とレポート。この試合では3回2死満塁というピンチを迎えた場面があったが、マイズは記事の中で「あの場面では、一球毎に呼吸を整えて(時間を使って)、試合(の流れ)をスローダウンさせようとしたんだ。良い投球をしないといけないことだけは理解していたよ」と振り返り、「試合が進むにつれて、ボールがどんどん良くなっていったと思うよ。間違いなく好ましい兆しだね」と話している。
さらに、エリーのマイク・ラベロ監督は「彼は4つの非常に素晴らしい球種を操る。そのどれもをうまく制球している。好きな場面でそれらを使うことができる。そうすることで、打者たちは厳しい時間を味わうことになる。彼はカウントを優位に進めている。彼は守備もうまい」と記事内で絶賛。そして、「彼はこのマイナーリーグをメジャー昇格への足掛かりにしている。彼は、周りが望むことの全てをやってのける」と、近い未来でのメジャーデビューも“示唆”している。
すでに、マイナーではレベルが1つも2つも抜きん出ている様子。今後の活躍にも期待がかかる。
(Full-Count編集部)