大谷翔平、3三振も技あり一打で3戦連続安打&4度出塁 エ軍は延長戦制し2連勝

第5打席で3試合連続安打となるヒットを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
第5打席で3試合連続安打となるヒットを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

第2打席では三塁名手の失策誘う174キロの痛烈打球、今季19試合出場で23三振に

■エンゼルス 12-7 アスレチックス(日本時間30日・オークランド)

 エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地でのアスレチックス戦に「3番・DH」で6試合連続スタメン出場し、5打数1安打2四球3三振だった。第1打席で四球を選んで味方のタイムリーで生還すると、第2打席では打球速度108マイル(約174キロ)の痛烈な打球で相手の失策を誘った。さらに、第5打席では左腕のスライダーを右手一本でライト前に運ぶ技ありのヒットで3試合連続安打。相手の失策も含め、計4度出塁したが、3三振を喫した。エンゼルスは延長11回に勝ち越し、12-7で勝利して2連勝を飾った。

 まずは初回、大谷は1死一塁で打席に立ち、「オープナー」の右腕ヘンドリクスから四球。その後、2死満塁で2年ぶりにメジャー復帰したプエーロがライト前への先制2点タイムリーを放ち、大谷は二塁から生還した。

 2点リードで迎えた3回1死走者なしでは、2番手右腕メングデンから痛烈な三ゴロ。チャップマンの正面への当たりだったが、速度108マイル(約174キロ)の打球を昨季ゴールドグラブ賞の名手が捕球できず。大きく弾いて失策となった。だが、ルクロイとカルフーンは倒れ、得点にはつながらなかった。大谷は1点差に迫られた5回は先頭で打席に立ち、カウント2-2からメングデンの内角へのカットボールに空振り三振に倒れた。

 2点リードとなって迎えた6回、大谷は1死一、二塁の好機で打席へ。5球目にエンゼルスがダブルスチールを仕掛け、フレッチャーが三塁でアウトとなり2死二塁に。大谷は結局、左腕バクターからこの日2つ目の四球を選んだが、後続が倒れて追加点はならず。それでも、7回にはプエーロがメジャー初本塁打となる2ランを放ち、この試合4打点目の活躍で5-1とリードを広げた。

 その後、エンゼルスは2点差に迫られると、大谷は8回2死走者なしで第5打席を迎え、左腕ワンに2球で追い込まれた。しかし、ファウルとボール2つでカウント2-2とすると、最後は外角へのスライダーにバットを伸ばし、右手一本でライト前に運ぶ技ありのヒット。後続は倒れたが、3試合連続ヒットとした。

 エンゼルスは8回に同点に追いつかれるも、9回にレンヒーフォが勝ち越し打。しかし、その裏に守護神ロブレスが同点に追いつかれ、試合は延長に突入。大谷は10回無死一塁で第6打席を迎えたが、右腕トリビーノの前に空振り三振に倒れた。それでも、エンゼルスは11回に相手の失策やラステラのヒットで3点を勝ち越し。大谷はなおも無死満塁の絶好機で打席に立ったが、右腕ブルックスの内角高めへの厳しいボールをストライクとコールされて見逃し三振。エンゼルスはその後も追加点を奪い、勝利した。

 前日28日(同29日)は9回の第5打席で決勝の右前2点タイムリーを放っていた大谷は、この日は失策を含め4度出塁も3三振。今季は19試合出場で23三振。5打数1安打で打率は.237となった。

(Full-Count編集部)

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