広島ドラ1小園、担当スカウトが語る現在地 「ここからが本当の勝負」
2軍では序盤に不振もあったが「今は思い切って自分の打撃を」
高卒新人では19年ぶりの開幕1軍入りを果たした、広島のドラフト1位ルーキー・小園海斗内野手。出場機会がないまま3月31日に出場選手登録を抹消され2軍で再スタートを切った。ここまで2軍で36試合に出場し打率.169、4本塁打、11打点、2盗塁。春季キャンプから4か月が経過し黄金ルーキー、そして担当スカウトが“今”を語った。
春季キャンプ、オープン戦と結果を残しリーグ3連覇中のチームで高卒新人としては19年ぶりの開幕1軍入りを果たす快挙を成し遂げた小園。だが、田中、菊池涼らリーグ屈指の二遊間が君臨する1軍の舞台にドラ1ルーキーの“居場所”はなかった。
「試合には出場することはできなかったですが、先輩方の試合に入る準備、切り替えなど貴重な体験を経験することができたのは自分にとってプラスになりました。もう一度、あの場所に戻るために今は一つ一つの課題をクリアしないといけないし、まだ全然プロのレベルに慣れてないなと感じています」
2軍では「1番・遊撃」でスタメン出場。下半身の張りで欠場することもあったが、ここまでウエスタン36試合に出場して打率.169。数字だけをみればプロの壁に苦しんでいるように見えるが、試合を重ねる度に少しずつだが手応えも感じている。
「自分は率を残すタイプ。少し前までは数字、結果を見て少し小さくなっていた部分もあった。今は思い切って自分の打撃をやることを考えて、少しずつですが状態も上がってきたかなと。最終的に結果がでればいい」