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打球が少女直撃で選手が涙…米メディア、ネット拡大“反対派”の主張をバッサリ

29日(日本時間30日)にヒューストンの「ミニッツ・メイド・パーク」で行われたアストロズ-カブス戦で、痛烈なライナーのファウルボールが観戦中の4歳の少女に直撃するというアクシデントがあった。少女は病院に搬送され、ファウルを打ったカブスのアルバート・アルモラJr.外野手はその場で涙を流して試合は一時中断。米国では、この痛ましい事故の波紋が広がっている。メジャーのスタジアムでも防護ネットを拡大すべきかどうかの議論が活発化する中、米メディアは「彼女の怪我は防げたはずだ」と主張。防護ネット拡大の必要性を強く訴えている。

観戦中に注意すべきとの声には…「排他的であり、大衆の娯楽への偽りの壁を作る」

「昨年、女性が亡くなった。これは防ぐことができる。MLB球団は対策としてネットを設置し、その後拡大した。こうした対策は、ネットの後ろの席の人たちを守るのに効果的だと示された。まだ打球に当たり怪我をする人がいるのであれば、更にネットを拡大して怪我を防ぐことができると考えることは理にかなっているだろう」

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 今回のような事故が起こり続けるのであれば、メジャーのスタジアムの防護ネットはまだまだ不十分で、もっと拡大すべきだと主張している。

 米紙「USAトゥデー」の特集では、一部の球団オーナーにはファンからネットのこれ以上の拡張に対する反対意見が届いていると指摘していた。つまり、まだネット拡大に反対するファンがいるというのだ。ただ、米ヤフースポーツではこういった意見もバッサリと斬っている。

「ネット拡大は過剰反応だと文句を言う人がまだいる。ネットに観戦の邪魔をされることをファンが望んでいないという考えがあるが、そうであるなら、なぜ長い間ネットが存在している本塁の後ろの席が最も好ましく高額であるのだろうか?」

「ネット拡大に反対する更に大きな主張は、必要であるべきでないというものである。つまり、試合に十分注意していれば、必要でないという主張である。このことは、多かれ少なかれ適正と反射神経のある人が野球観戦をするものだと示唆している。それは排他的であり、大衆の娯楽への偽りの壁を作る」

 ネット拡大“反対派”の問題点を次々とつき、その重要性を強調。観戦中は打球に注意すべき、親が子供を守るべき、といった意見も少なからずあるが、メジャーの打者が放つあまりにも痛烈な打球に全ての人が反応できるわけではないと指摘している。レッドソックスのデビッド・プライス投手も「USAトゥデー」の取材に対して、メジャーの打者の打球がこれまでにないほど速くなっていると観客の“リスク”に言及していたが、観戦のハードルが高いスポーツは娯楽としては十分ではないというのが米ヤフースポーツの主張だ。

 MLBは今回のアクシデントを受けて声明を出し、対策に乗り出す方針を示したという。切実な声は届くのだろうか。

(Full-Count編集部)

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