1875日ぶりセーブの元日ハム・バースを指揮官も絶賛「我々を助けてくれた」
大谷所属のエンゼルス戦で今季初セーブ「僕の仕事はスコアボードを0とすること」
■マリナーズ 4-3 エンゼルス(日本時間1日・シアトル)
マリナーズのアンソニー・バース投手が5月31日(日本時間1日)、本拠地エンゼルス戦で8回途中から4番手として救援登板し、9回までパーフェクトに抑えて今季初セーブを挙げた。スコット・サービス監督も「我々を助けてくれた」と絶賛している。
バースは1点差の8回2死満塁からマウンドへ上がると、ルクロイを左直に抑えてピンチを脱出。9回も3者凡退に仕留め、1回1/3を無安打無失点2三振と好投。今季初セーブを挙げた。メジャーでのセーブはアストロズ時代の2014年4月12日のレンジャーズ戦以来、実に1875日ぶり。メジャー通算4セーブ目となった。
2016年に日本ハムで大谷翔平投手らと日本一に輝き、翌年に米球界に復帰。今季はレッズ傘下のマイナー3Aで開幕を迎えたが、5月21日(同22日)にマリナーズとメジャー契約を結んでいた。
MLB公式サイトは「リークが降板した後、オオタニがリリーフのジェシー・ビドルからタイムリーヒットを放って4-3となった。しかし、アンソニー・バースが満塁の状況で登板し、ジョナサン・ルクロイをフライに打ち取った」と大ピンチを脱した場面についてレポート。サービス監督が「バースは今夜本当に我々を助けてくれた。チームに加入したばかりだが、彼の投球は素晴らしい。彼は屈しない。球速を変え、必要な時に必要な球が投げられる」と絶賛したことも伝えている。
バース本人も記事の中で「ここで試合に勝ちたい。どんな役割でも、僕の仕事はスコアボードを0とすることだ。今夜はそれができてよかった」と話している。ここまで5試合登板で防御率1.42。この先もマリナーズで重要な役割を果たすことになりそうだ。
(Full-Count編集部)